白山

気がつけば約1か月経ってしまった。今更ですが今年の白山の記録。今年は梅雨が長いですね。今日(7/19)は上信越が晴れているみたいなので準備してどこかへ行けば良かった。もったいない。

年始に今年はここらへんの山に登ろうという大雑把な計画を立てるのですが、実は今年は南アルプスに狙いをつけていた。残念ながら山小屋・テント場が遍くダメになってしまったので最近北アを中心とするよう計画を見直している。(北アが平常通り使えるわけではないが…。)
年始の計画では白山は去年と同じ夏季(8月)に、唯一の北ア予定として考えていた薬師岳とあわせて歩こうと思っていた。が、薬師岳を北アルプスメインの計画にまわすうえで白山が浮いてしまい、手近に晴天がありそうだったので特攻してきたというもの。土曜の予報(麓)が曇りのち晴れ、日曜の予報が晴れということで、日曜朝のコンディションが良くなるだろうと見当をつけ(これは経験上かなり確信できた)いつか、と狙っていた南竜での幕営をすることにした。

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金曜、帰宅後、21時頃に出発。富士まで距離を稼いで久しぶりの快活カレー。そういえば帰ってきたのが日曜/月曜の日付をまたいだ後だったので、土日48時間をすべて外で過ごしたのかと気づく。だから何だという話ではあるが…。

土曜は予報通りに曇り。白山も甚之助からガスが強い。南竜、エコーライン方面は初めてだったがただ歩くだけ、という様相。南竜まではアイゼンいらない。設営した後でガスが流れ始めたが、実はそれほど体調が良くなく早めに横になった(いつもの高山症状/間食で噛んだツナマヨおにぎりが悪かった)。日没前から晴天で固くなったが、別山へ歩くのは断念した。

日曜は2時に起床。体調も回復。ぞっとするくらいの星空…記憶をあさってもこれ以上の星空は見た記憶がない。昨年の暮れに天城山で見た空もきれいだったがこちらに軍配か。天の川もくっきり。写真を上手に残せずつらい。
夏の山は日が昇る前にどれほど歩けるかが勝負。のはずがトンビ石コースを断念したりトラバースを慎重に渡ったりしているうちに日の出となってしまった。あとで夏至だったと知った。

御前峰に立つ頃にはすっかり明るくなっていた。2年間で4度目…流石にこの山ばかり登りすぎな気もする。来年は残雪期か初冬を狙うべきか。去年8月の眺望よりは少し白の面積が多いが、事実上もう夏山。いつも通りお池廻りコース、大汝峰を歩いて観光新道コースで帰った。午前の中途からガスが広がるのが下りながら見えた。霞むだけならまだしも…それでも日曜の晴れマークを見て日帰り山行に来る人々が多い。夏山の日帰りはコスパが悪い。

月曜に休みが取れていれば大好きな能登半島をゆっくり回れたのだが…この日のうちに東京に帰る必要がある。湯涌稲荷と千里浜と、行くべきところを絞った。後ろ髪を引かれながら北陸道に乗る。親不知で日没に重なって太陽を見送る。まだまだここからが長い。軽井沢付近から雨粒があたり始めて気分が沈む。どれだけ雨を避けようと思っても梅雨時は行動範囲を広げると不可避だ。すぐに雨雲を抜け出せたので良かった。日付をまたいで月曜に帰着。

あれから長梅雨でどこにも行けていない。連休の計画がころころ変わる。梅雨明けは8月とも?



2年ぶりの別当出合


甚之助からガスり気味


南竜までは難しくない


シーズン前で無料



南竜手前の雪渓。夕方にはすっかり晴れ渡った


日曜は2時に起床。星空がすごい…写真はだめ

アルプス展望台の少し先で太陽が出てきた。お日の出登山ならず…


夏至とあらば仕方ない


平瀬道合流まで3度アイゼンを装着



太陽を浴びて背が伸びる


別山と室堂を眼下に


御前峰

太陽は高く昇った


雲海に浮かぶは御嶽山。北アルプスも良好


大汝峰と剣ヶ峰


お池廻りコースへ

紺屋ヶ池と大汝峰


シンボルの翠ヶ池

剣ヶ峰と御前峰


山と高原地図を真似た構図


右に視線を移して別山も…


室堂へ戻る道が「近道」しか出ていない


もう一つのルート、2年前に遭難しかけた道は全体的に雪に覆われていてトレースも分かりにくい


最後の雪渓が長くて楽しい


観光新道で下山。砂防新道より少ないだろうと言えどすれ違いは憂鬱だ


後日譚?



手取川の清流


湯涌稲荷神社

のぞみをしたためる…


千里浜で海を見るまでが白山登山



夏ですね


カッコいいバイク



今まではここで日没まで過ごしていたが、今回はそうは行かず…仕事を恨みながら去る


親不知で太陽と別れ

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