息の詰まる日々に梅雨の前の晴れ間を。ひたすら斜面を駆け上るうちは頭に何も入ってこなくてラクだ。太ももとCRFの非力なエンジンが悲鳴を上げた2日間。文章書こうと思っていたが想像以上に進まないので写真だけ挙げてしまうことにする。
登らないときはいつも晴れている上越国境。日が長いのはそれはそれで急かされる。学生の頃は日の出より日没を好んでいたが逆になってしまった。本当は山で日の出を迎えたい。風は生ぬるくても腹は冷える。この時期の夜間早朝は年間で一番装備に困る。
越後三山と田園の写真を撮ろうとしたらちょうど只見線の列車が通る間際だったようで撮り鉄が何やら喚いていた。どうやら彼の構図に入ってしまっていたらしい。騒がれても困るので去った。
もう誰も見向きはしない。静まり返った柿ノ木駅跡。
あつみ温泉の先の海岸で野宿した。深夜帯も7号線の喧騒に悩まされ、場所は失敗だった。浅い眠りを数時間。北へ向かう。
2日間通して爽やかな初夏の陽気だった。
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