行ってきました伊吹山。本当だったら2月に行くはずだったのですが、思ったより早く引っ越しすることになりそうなので行けるうちに行っちゃおう!ということで天気予報を確認して1月中旬の決行。2019年の山開きでございます。
の前にまずは前日に行っていた2019年初・美浜。同時にツーリング初めでもある。車検切れまで残り1か月ちょい、たくさん走っていこう!
西の空には分厚い雲が陣取っていて望んでいた夕陽は拝めず…。エンジェルラダーは見えても…うーん。
ま、夕陽は見えずとも綺麗な(相変わらず本当に綺麗な!)波が静かに寄せてくる音を聞いているだけで充分なのですが。この季節は結構小浜寄りの方角に太陽が沈んでいくみたい。時期によってかなり違うんだなぁと、何度も訪れてきた場所ゆえの感慨。
雲の向こうで太陽が沈んだ後、残り日で雲の輪郭がピンク色に縁どられていったのは綺麗だった。
ここからが伊吹山登山編。名神を米原で降りて、上野の登山口から出発!
5合目付近にクマ…?!と一抹の不安。3合目と山頂のトイレは冬季閉鎖中。
べちゃべちゃしてる。
伊吹山サッカースタジアムの跡が…!
3合目の手前から伊吹山の山容がよく見えるようになるはずなんだけど、タイミングよくガスが「させねーよ!」と割り込んできた。
この辺りまではギリギリ夏用登山靴でも歩ける。
振り返ってみると結構時間がかかっていて、入山から1時間弱で3合目。旧ゲレンデのべちゃべちゃ雪に思ったより手こずった模様。
この先もっと雪が濃くなりそうだったので、ここでチェーンアイゼン装着(何気に初使用)。
ガスが無ければ大展望。 帰路に期待。
安物とはいえ無いよりはマシ、いや実際かなり使えた!チェーンアイゼンを付けると歩きやすさは格段に変わり、3合目を出てから10分程度で5合目へ。
6合目の避難小屋、さらにその先の山頂方向まで一気に視界が開ける。
冬は5合目から山頂手前まで直登。とはいえ今年は雪がそれほど多くないようで細かいつづら折りが幾箇所もあり、例年よりは歩きやすかったのでしょう。先人の踏んでいった道を一歩ずつ確認してゆっくり登っていく(でないとズボッ!と雪を踏み抜いて埋まる)。傾斜がまたなかなか…
5合目から8合目まではおよそ30分。もうひと踏ん張り!
山頂手前まで登ってしまえばあとは殆ど平坦な道のみ。しかしここでガスが視界を遮る…
さっきまで晴れてたのに…
山頂の標。1377メートルと雪山・百名山の中では小ぶりな方だけど、過去には世界一の積雪量を記録したこともある凄い山なのです(その記録、何と11メートル)。
一昨年の6月に訪れたときとはまるで違う。当たり前だ。一面真っ白の雪原。
夏の伊吹山はこんなです。このときは9合目まで伊吹山ドライブウェイを使うインチキ登山でしたが、今回の山行でインチキの汚名を返上できたことでしょう。
寒さに震えながら時間をつぶしていたら徐々にガスが晴れてきた…!
雪に覆われたドライブウェイ、そして大垣方面の市街地がくっきり。
動いていないとあまりにも寒いので、10分ほどウロウロした後で山頂には別れを告げ、下山開始。行動食を食べようとも思わないほど寒かった。下山時の景色がまたとんでもなくイイんだ…
琵琶湖・彦根方面を見下ろす
これから山頂を目指す人たち。凄く…凄く…雪山っぽい。 雪山です。
ゲレンデの向こう、一際白く輝く雪山は御在所山…?いや御池岳・藤原岳あたりだろうか…
滑らないように…アイゼンを傷つけないように…慎重に下りていく
ふと後ろを見上げると、立ちはだかる雪山の壁と青空。これが伊吹ブルー。 (もうちょい白と青のくっきりした対比を見たかったぞ…!という心の声も)
琵琶湖の対岸、あちらも薄っすらと雪化粧をした比良山系のシルエットが近づいてくる。武奈ヶ岳も京都を離れる前に一度登っておきたいんだがなぁ…
登り同様、1時間弱かけて山頂から5合目まで下りてきた。雪山は下りこそ慎重に。ところで振り返って覗き見る山頂は常に晴れていて、自分が山頂にいた瞬間以外はほぼずっと晴れていたんじゃないか…と疑心暗鬼。天気の神、頼むよ…
気象ばかりは運任せ。諦めも肝心と下山の足を進めていく。晴れた昼下がり、開放的なゲレンデの中で雪の冷気が沁みる。
登り同様3合目でチェーンアイゼンを外す…外す…と思い足元を見ると…チェーンが切れていた!使用初回で破損!さすが安物!雪山装備だけは金を惜しんじゃいかんなと肝に銘じました。
午後になるにつれ青空の面積が増すという気象のいたずら…これはリベンジ不可避か??
勢いを増す太陽光線のおかげで、行きよりもっとべちゃべちゃなゲレンデ道。
そんなこんなで無事下山。登り2時間、下りも2時間、合計4時間というコースタイムでした。片道(夏道)6キロの山なのでまあまあのペースでしょう。京都からのアクセスがいいので、去年一昨年から知っていればなぁと今になって悔やむ楽しさ・お手軽さでした。
麓の三之宮神社からちらりと覗く伊吹山。駐車場はこの神社のすぐ隣にある。
途中の愛知川橋から見る夕暮れの景色がとても良くて、思わずバイクを停めてしまった。夕陽が落ちる反対側の水面の色って本当に綺麗だと思うんです。山は左から伊吹山、御池岳・藤原岳、御在所山かなぁ…?
もちろん、夕陽が落ちるその方向も素晴らしいのだ。雪をかぶった比良山系が迫っている。対岸のさざなみ街道からだと、この付近が一番比良山系の迫力を感じられる。
未だかつてこれほど郷愁を感じさせるさざなみ街道の標があっただろうか。という一幕。夕暮れから夜にかけて、彦根から大津方面へ下っていくさざなみ街道は心の底からおすすめできるコース。理由は…走ってみれば分かる。
2019年の初ツーリングと初美浜と初登山と来て、次は…?さあどこへ行こう。台湾「待ってるぞ」 僕「?!」
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