石鎚山

というわけで四国リベンジ祭の最終日。四国カルストでのキャンプから目覚めて、この日は西日本最高峰の石鎚山に登り、瓶ヶ森の激セマ(だけど大人気)林道を走破し、その日のうちに京都に帰るというスーパーハードスケジュールです。


朝焼け広がる早朝の四国カルスト。早朝と言っても朝5時過ぎだから、夏の頃に比べると本当に日が短くなったなぁと感じる。満天の星空が徐々に薄れていくのがとても惜しくて(朝の時間帯にはオリオン座はじめ冬の星座が元気に瞬いていた)、しかし引き続きの快晴の予感には喜びつつ、一日の始まりに気合を入れ直す。


鮮やかモードin薄暗い時間帯は画像がどうしても粗っぽくなってしまう模様


五段高原周辺に良さげな日の出鑑賞スポットを見つけた


手許に温かいコーヒーでもあれば最高だったのだが……そうは言っても景色だけでも十二分に素晴らしい


遠く山の向こうからお日さま登場。海沿いで見た前日の日の出とほぼ同じくらいの時刻でした。


ちゅっ



恵みの光は目覚めの光………




朝と昼と夕の四国カルストはどれも違う そしてどれも同じである


しっかり目に焼き付けていこう……


惜しみつつもカルストを離れ国道県道を走り継いで面河渓方面へ。朝霧に包まれそこから脱すると……抜けるような青空と色とりどりの紅葉が待っていた。


大鳥居(石鎚山の標高にちなんで1982年に建立されたらしい)をくぐるとr12石鎚スカイラインの幕開け


鳥居の裏から。


スカイラインの終点:土小屋が石鎚登山のベースキャンプ。平日パワーで車の数は疎ら。


土小屋から片道4.6キロの旅路がスタート!


スカイライン走行時からよく見えていた石鎚山。ゴツゴツした山頂付近の風貌は迫力があるものの…あそこを目指すのかと緊張が増す。


土小屋ルートと成就ルートの合流点までは非常に歩きやすい道。残り約600メートル、鳥居をくぐって…ここからが本番。


それにしても願った通りの超快晴、登山日和のなかの登山日和でしたよ…



山頂まで名物(?)の鎖場がいくつかあるものの、階段でエスケープできるならそっちでいいや~と回避。しかし階段も楽なわけではなく、それなりに急勾配なので息が上がる。



まさか既に積雪…?それとも万年雪…?


山頂広場に到着!合流点まででペースを稼げたこともあり、ここまで1時間ちょいという好タイム。空いていたのも大きかった。


「山頂」には着いたがまだ「頂上」には着いていない!そう、広場の前方、ナイフリッジを越えた先に見えるあの場所こそが西日本の頂点、標高1982メートルの天狗岳なのだ。


怖いな怖いなぁと思いながらも踏み出した。下は見ない。見てはいけない!


クライム特有の目印が割ととんでもない所にあったりするので心の中でツッコミを入れつつ前進


西条市街、瀬戸内海までくっきり


視界の良い乾いた晴天で良かった。例えば霧や雨で視界不良+岩濡れのダブルコンボだったら…?あまり考えたくはない……


西日本で最も空に近い人間になった瞬間である


写真を撮ってるうちに天狗岳の更に奥方の岩の頂が気になり始めてしまって……


ルートがありそうだということを確認し(Google Mapでもスポットの登録を確認し)、色気を出してクライミング続行!怖くても歩みを止めるわけには行かないのだ!なぜならばそう!あこがれは止められないからだ!


ガクブルしながら南尖峰までやって来た。ここが岩の稜線の終着点。この先はもう落下するだけ……。満喫した実感を存分に得て、天狗岳、山頂広場を経由し土小屋へ引き返す。


土小屋からは瓶ヶ森林道方面へ。ここがまた素晴らしい道なんだ…。やはり昨年GWのリベンジ成功に胸躍る。でも平日なのに激混雑だったのは非常に不思議で、土日がどんな地獄になってるのかは気になるところ。


空を飛べる道

西条市街に出てからは、いよ西条ICで高速に乗って一気に第二神明須磨まで飛んで行ってしまう弱者ぶり。平日料金の高さに気を失いつつも、結局神戸の道路混雑に辟易して西宮から再度高速(名神)に乗ってしまう更なる弱者ぶり。いやぁ、数か月後の引き落とし額が楽しみだぁ(白目)。ということで無事京都に帰還、したは良いものの、残り数百キロで排熱に異音が紛れていたのが大変気になる……。果たして来週の大山凸は叶うのだろうか。天気にも依然不安が残っている。


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