今度は先週末からの四国リベンジ祭の振り返り。3泊4日に要した宿泊費は何とたったの500円。秋キャンプあな素晴らしや。初日は早朝までリヴァプール対アーセナルを観戦していたこともあり少し遅めの11時出発。京都南から鳴門北まで一気にワープで、わずか2時間の四国入りに結構驚き。
初日はほぼ移動オンリーのつもりだったけど、途中で四国お遍路の第一番札所を通りかけて、「第一番」の響きに惹かれ、せっかくだし!ということで寄り道。
霊山寺。八十八箇所巡礼の途中(出発?)と思しき人々がいっぱいいた。
人工物、ましてや宗教建築にはそれほど興味はないけど、こういう装飾は好き。
翌日登る剣山の方角は頗る快晴。明日も今日と同じくらい晴れろよ~と念じながら吉野川沿いをもう少し西まで。
美濃田の淵の無料キャンプサイトでまったり設営。昨年のGWにも来て、当時は驚くべき混雑により隅の方でちっちゃくまとまって寝たものの…今回は広々と開放的だった(日曜なので当然!)。
間もなく川沿いの山の向こうに太陽は落ち、静かな夜へ。
瞬く星が薄れていったと思えば、すぐに朝。狭く大半が離合困難なR438で剣山麓の見ノ越を目指す。登山口直下にはいくつもの駐車場があったけど、平日朝ということもありガラガラ。
見ノ越から山頂まで、最短距離を選べば片道距離は実は2.5キロほど。登山口までのアクセスに難があるものの、足で歩き始めてしまえばそこからの道程は非常に易しいという仕様。更に登山道ショートカットのリフトもあるので、それを使えば歩行距離は何と片道1キロ程度にまで抑えられる。どちらかというと車でのアクセス難をだな……
いつになく日差しが眩しい
剣山…英語で言えばMt. Tsurugi…日本語に戻せば剱岳…??
気持ち良さMAX。
もう冬の足音がすぐそこまで…
山頂手前のヒュッテから。山の神(と湯涌の神)に感謝…な大快晴で眺望がひたすらに楽しい楽しい。流石に大山までは見えなかった。
山頂付近はよく開けている。
ここが剣山山頂。標高1955メートル。石鎚山と共に形成する四国の双頭の一つ…ただし標高ほどの疲労度はほとんどなく、実にお手軽に山の楽しさと大展望を味わえる場所と言えるでしょう。白山以西で最も標高が高いのが石鎚山、それに次ぐのがここ剣山。こんな大らかな山が西日本の副将だなんて…というギャップも良い。
標高1930メートルとこれまた立派な次郎笈へ登山道は続いていく。この天気であの尾根道を歩いたらさぞかし楽しいんだろうなぁ…と思いつつも、時間の都合で今回は泣く泣く断念。
代わりに山頂周辺を味わい尽くしておく。
うねりにうねって山肌をトレースしていくR438。やはり四国は酷道のオンパレード也。
例えば剱岳や剣ヶ峰という名はいずれも山の容(「剣」の状)に由来しているが、こと剣山に関しては全くそうではなく、言い伝えによれば安徳天皇の御剣を山頂に埋め、それを神体としていることに由来するのだとか…(大体「日本百名山」からの受け売りッス)。
まだまだ歩き足りなさを感じながらも見ノ越を出発。今回はほとんど山頂凸だけだったので、結局入山から3時間程度しか要さなかった。
ヨサク(R439の通称)はすっかり秋模様
横撮り・縦撮りどちらも。
たのしいたのしい酷道
R439の道幅で九度折れで、“ざこ”なワケがない!
R439名物の京柱峠。全く期待してなかったのでバリ3で電波が入ったのには驚いた。小さくていい感じの雰囲気の茶屋があったものの、平日だからかシャッターが閉まっていた。
京柱林道はこちら
時間は一気に進んで夕陽in高茂岬。大豊から南国・高知・四万十市・宿毛へぶっ飛ばす大移動!しまいには愛媛県へ!この移動の凄さを分かる人がいて欲しい!いるわけがない!
夕陽とは信仰の対象
「もしかしたら…?」と期待したダルマ夕陽は見られず。層状に広がった雲のため早めに太陽が隠れてしまった。しかし日が見えないながらも、いつまでも明るさを失わない西の空の情景は、それはそれで感動的だった。
前泊in美濃田の淵に続いて、高茂岬での野営もリベンジの一環。やはり昨年のGWでここに来て、強い雨風のなか半ベソかいて野営したのだった(東屋があるので何とか耐えられた)。
リベンジは大成功の様子。市街地や人家からは隔絶された場所にあるためほとんど人工の光は無く(海を見下ろせば漁船の光が揺らめく程度)、そのお陰もあり、震えるほど(怖いほど?)星が綺麗な夜だった。
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