EXTRA R54 蘇生

54日目。


深夜のキャンプ場でテンション上がっちゃった民のおかげで無事3時半起き まあ雨雲が近付いてたしちょうどいいかとテント撤収 真っ暗な山道を下りていく


長谷の道の駅で雨宿りすることにした


何とダラダラしてるうちに3時間近くここで過ごしていた おかげで少しだけ雨足も弱まり 南アルプスに沿って再び南進開始


極低層の雲によって鉄塔だけ見えてたのはちょっと幻想的で良かった


聞いてないよ~ 仕方ないのでR153方面まで一旦迂回


「アルプス…ありそう…!」という雰囲気だけ


飯田で給油したら高かった


R152沿いに何の説明もなく置いてあった「顔」。何だったんだこれは……


雨は降ったり止んだり タイヤを変えたので雨には困らないけど 狭路のワインディングが続くのでステムベアリングが死にかけてるのが堪える


遠山郷の道の駅で見つけた無料足湯 入りたかったけど… 靴が完全に浸水してたのでパス 足湯でいい気分になっても、また水没シューズを履かなきゃならんからね…


聖岳も光岳も気配すら感じなかった 晴れてたら見えた…のだろうか


R152が未来永劫不通であり続ける(かもしれない)青崩峠の行き止まり


兵越峠に迂回して浜松方面に抜けられる


青崩峠への分岐地点はなかなかのヘアピンカーブ


これが政令指定都市…だと? まあ、我が京都市左京区も百井やら花脊やらあって全然そんなこと言えた立場じゃないんですが


青森秋田でも見たやつ  公式の県境の少し手前(長野寄り)にあった こういうのって、まれに「今年は長野県が大勝しました!今年は長野県に海があります!」みたいなことは起きないのだろうか そうだったら面白いのに


しっぺい太郎 ゆるキャンで見た


静岡側から青崩峠にアクセスしやすいと聞いて来たものの 山道がワイルド過ぎて躊躇う


開始3秒で倒木が発生してる道とか行きたくないんですけど


意を決して出発 そもそも道が合ってるのかも判然としないドキドキ路 苔むしてて滑りまくる


合ってるみたいで安心した バイクを停めた登山ポストの辺りからだと峠まで片道20分くらい


ここが青崩峠



中央構造線による破砕帯となっており…(Wikipediaより) 急斜面が剥き出しになっている


日本のトンネル技術が自然に敗北した数少ない箇所 三遠南信道は将来ここを通せるのだろうか 今と変わらず、アクセスが容易でない酷道のままでもいいような気がしてしまうのは、一観光客だからなんだろうね


浜名湖渚園のキャンプ場で設営…の予定が、いつまでも降り止まない雨に完全に心を折られ、そのタイミングで目に飛び込んできた「快活クラブ」の看板…一瞬で予定変更して駆け込む 最後の夜がここになるとは思いもしなかった


生き返ってくれ…

約2ヶ月に及ぶ放浪も明日でフィナーレ 京都での現実に向き合う日々が待っている しかし最後の夜がネカフェになるとはなぁ…まあ、今回の旅らしいっちゃらしい。一日中、どこへ行っても雨雲を振り切れず、かなり散々だった 今までよりも寛容でいられるのは、これも明日で終わってしまうからだろうか ファミマで買ったほろよいリンゴ味(初めて見た)で、静かに最後の晩餐を流し込む


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