R7 一週間がたった

7日目(7/27)。


キャンプ民特有の生活リズムで今日も元気に4時起床 ヘルメットを外に出しっぱなしにしてたら、朝露でびしょ濡れになっていた


林間のキャンプ場にも次第に太陽が昇ってきて


夜の冷気が燻されたかのように朝霧が発生する


R289に乗って南会津から只見へ


早朝の伊南川の川景色が最高すぎて言葉を失う 山々にゆっくり光が届いていく感じがもう…


進む先、只見の方もよく晴れ渡ってくれていた 雨の後かと思うほど空気が澄んでて、空は真っ青で、そうそうないパーフェクトな朝の風景


がら~んと静かで開放的なR289をマイペースに進んでいく


目の前に霧の波が迫ってきた


霧の中は少々寒め でもこれも独特の良さがあって嫌いじゃない


只見はポッカリと霧が晴れていた 何となく只見駅にも立ち寄る


只見ダム 湖上に発生した霧のお陰でこれまた何とも言えない幻想的な雰囲気になっていた


そのままR252を進んでいく 少し高度を上げて田子倉ダムへ こちらはすっかり晴れ渡っていて、抜群の眺め


空と湖の青が山の緑を挟んでるの、素晴らしいが過ぎる サンドイッチはパンよりも中のキュウリが(以下略)


R252六十里越の楽しさをとにかく伝えたいマン@田子倉無料休憩所


そのままスタンドバイミーが始まりそうな感じで只見線の線路が間近を走っている


撮り鉄が感動のあまり失神しそうな眺め



愛用のツーリングマップルに依れば、「残雪の山岳風景がすごい!」とのこと そりゃそうだよなあ 勿論今の時期でも十分楽しいけど、残雪時期に走ったらきっと運転しながら絶頂してしまう


六十里越開通の記念碑近くにて


田子倉湖はかなり下になっている


R252を小出方面へ 昨日お別れしたと思っていた新潟県さんに再会 この旅ではまた数日後にもお世話になりそう


のんのんびより りぴーと1話「一年生になった」にて、ひか姉が東京へと旅立っていったあの駅…そのモデルになった只見線の旧柿ノ木駅 上条駅で見た路線図で、入広瀬の次のシールで覆われていた駅がここなのだ



何年か前に駅としては廃止済み、もうホームなど駅舎がそれと分かるような設備はほとんど撤去されており、踏切に書かれた「柿ノ木」の文字くらいでしか、ここがそういう駅だったのだということを察せない



やっぱ実際に訪れて生で見ると感動はひとしお ここからひか姉がドキドキワクワクしながら東京へと向かってったんだとか考えると(その駅がもう無いってのもデカい)妙にもの寂しい これがエモいってことなのかそうなのか


柿ノ木駅が目的だったので、そこでR252をピストンし只見方面へ帰っていく 大白川駅にも何となく立ち寄った 柿ノ木、田子倉と両隣の駅がどちらも廃止されてしまった駅


臨時の柿ノ木駅にはもうホームがありません…


本数少ないなあ


r385をエコミュージアムまで…と思ったけど開いてるのか閉まってるのか微妙だったので引き返してきた 破間川ダムの眺めが素敵で思わず立ち止まってしまう


ここなちゃんトンネル


当然帰りも六十里越 日が高くなってきて、往路ともまた違った見え方になっていた 写真もよく撮れてる(自画自賛…)と思うけど、生で見るのがやっぱり一番 とにかくこの道はオススメ



只見ダムも霧が晴れて、すっきりとした鏡の風景になっていた 上の2枚の画像、実はどちらも天地を逆にしたもの


只見川を横目にR252を会津若松方面へ こんな風景がずーっと続くから心が浄化されまくる



会津坂下、"あいづばんげ"なのか"あいづさかもと"なのか分かりにくすぎる問題 それはさておき、会津若松に入ると遠くに飯豊連峰が見えてきた まだガッツリ雪が残っているみたいで驚く 下はこんなに暑いのに…


会津一望の丘


飯豊方面を覗きに行きたかった気持ちを抑えて、R459とr64の裏磐梯探訪ルートへ 桧原湖も随分と大きく感じる湖


桧原湖一周の前に、西吾妻スカイバレーで山形県に踏み込む


標高1404メートルの白布峠から向こう側は山形県 バイクでは初めての山形県…天元台の辺りまで行って、すぐさまピストンしてしまった


錦平から吾妻連峰を眺める 写真では分かりにくいけど、とんでもない大スケール


遠くに米沢の市街地のようなものが見えた


福島県側に戻ってきて、裏磐梯と桧原湖を眺めながらワインディングを下っていく


r2からレークライン方面へ 一気に磐梯山が近付く


レークラインの三湖パラダイスにて


土湯からr70、磐梯吾妻スカイラインへと進入…マイ・ベスト・ツーリングロードとして推す人も多い道で、この旅でもっとも楽しみにしてた道の一つだったけど…雲(霧?)が出て来て…


結局有名な浄土平の辺りも火山ガスの匂いと視界数メートルの風景だけ味わって素通り これは残念だった


市街地(福島市)の辺りまでも雲が広がっているようで、ややげんなりしながら下界へ降りていく 気温は23度ほど、装備の薄さもあり(だって午前中の只見とかはめちゃ暑かったし)、夏なのに凍えながら走って、コンビニで季節外れのホットコーヒーと肉まんを流し込んだ


昼過ぎまではあんなに晴れてたのに最後曇っちゃったなぁ と、ちょっとがっかりしながら宿のある郡山へ 西の空を見ると、太陽が頑張って雲の隙間から夕陽をねじ込んできたみたいで、夕焼けは美しかった

ルート確認に使用するツーリングマップルがいよいよ関東甲信越版から東北版へとスイッチし、ここから北海道上陸までは日本海側から東北地方を駆け上がっていく… 最初の一週間が終わったという意味でも一つの節目 この一週間一度も雨に降られず、ほぼ(9割5分くらい)は晴天の下を走ることができて、例年の雨男クオリティはどこへやら…後でまとめて大寒波やら台風祭りが来るんじゃないかと逆に不安にもなる そうして、また次の一週間へ…
メモ代わりに、福島県ナンバーの車のファーストインプレッションを
  • 福島ナンバー:実にふつう 一番多く見かける ちょっと徳島ナンバーにも見える(旅人だ~!と興奮する)からややこしい
  • いわきナンバー:存在感薄め 優良なドライバーが多い感(雑
  • 会津ナンバー:峠道でバンバン飛ばしてくるのは揃いも揃って会津ナンバー なぜだ 地元にゴールドラインやらレークラインやらスカイラインやら良質なワインディングが揃ってるからか 危ないレベルで早い車も多いので警戒気味
  • 郡山ナンバー:存在感薄め…どころか、存在してないまである 郡山の宿をベースにしてるのに全然見ない ひょっとしたら奄美ナンバーより貴重なのでは


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