R5 佐渡にアルプス⁉

5日目(7/25)。


野営続きの疲労をとるべくしっかり寝倒して、朝8時頃に民宿桃華園さんを出発 同室の台湾人とも仲良くなり、洗濯もさせてもらって、何より価格がお手頃(素泊まり3000円)という素晴らしいお宿だった


佐渡金山経由で大佐渡スカイラインへ 平成元年の閉山まで掘られていたという道遊の割戸


r463大佐渡スカイライン


金北山登山のベース、白雲台に到着 午前中早かったためか、他に来ている人はいなかった


金北山登山に向けて1リットルほど準備しておく



白雲台から金北山への登山道は防衛省管理道路となっており、登山で通行する場合も電話やFAXでの申請が必要 当日「これから登ります」の連絡でも問題ないと民宿のおばちゃんに聞いたので、その通り白雲台から電話をかけた(電波が弱く3回くらいブツ切れた…ゴメンね…) 申請すると(確認用の)通行番号のようなものを割り振っていただける、というシステム



自衛隊の車両が通行する道がそのまま登山道になっていて、歩きやすいと言えば歩きやすい が、勾配そこそこのアップダウンが続く上、ほとんど太陽に晒されっぱなしなのでこれが予想外に疲れる



二つの標識(数百メートル離れて設置されていた)から推察するに、白雲台から金北山までは片道約4.5キロほど 道がはっきりしているからあまり実感はないものの、白雲台からのピストンでも往復10キロ弱のコース



佐渡島最高峰の金北山から北部のドンデンまでを結ぶルートは縦走路として確立されており、さながらそれは中部の日本アルプスのよう…でも佐渡アルプスなどと呼んでいる人はおらず、大佐渡山脈とか大佐渡縦走路みたいなのが一般的


一部木々に囲まれた区間もあるものの、


大抵は遮るもののない直射日光ドーン!の道が続いてく 登りでも下りでも関係なく汗をかく…結局水分は1リットルでギリギリだった


西の方から雲が攻め込んできた 標高1000メートル程度のところでも、眼下か目と同じくらいの高さにも雲を見る


白雲台出発から1時間半弱、金北山山頂に到着 山頂には神社のような建物と、ほんの小さな[金北山 1172m]と書かれた標が置かれている


両津湾方面の眺め


真野湾方面の眺め 小さく白雲台も見える


金北山山頂にあったこの仰々しい建造物は一体何物なのだろう おそらく自衛隊関連の物かなと思われるのだけど


ドンデンの方へ縦走路を進みたい気持ちもあったけど、縦走路往復すると見事20キロ超えコースになってしまうので泣く泣く帰ってきた…バイク(自動車も)登山だとピストン前提になってしまうのが悲しい


両津に降りて、今度はr81で北部のドンデンへ ドンデン山荘からの眺めも良い


縦走は時間的にも体力的にも難しそうだけど、山一つくらいなら…と、ドンデンから一個目の山であるマトネまで行くことにした


外来種を持ち込まないように、登山道入り口で靴についた土や草はしっかり落としていこう


待ち望んでいた緑溢れる登山道 直射日光が当たらない分、金北山のときよりは涼しい


ワイルドな木々が登山道に迫る


結構飛ばして歩いたこともあり、県道脇の縦走路入り口から40分ほどでマトネに着いた 距離にして片道約3キロほど


マトネは標高938メートル ヤマップか何かで見た「いかにも縦走路です!」みたいな風景を見たくて歩いてきたけど、もう少し先まで進まないとダメそうだった とは言え、金北山方面の峰々の眺めは開けている


ドンデン山荘に帰ってきた 小佐渡山脈の向こうにうっすらと本土のシルエットが見える…けど何の山かまでは分からず


r81を降りていく ここにしろ大佐渡スカイラインにしろ、佐渡の山道は(景色は抜群なんだけど)どこも狭い上に急坂で神経を使う


金北山の下で何やら壮大な事業が行われてるみたいだった


両津に降りたあと、日帰り温泉で汗を流し、近くの加茂湖へ 実は新潟県最大の湖だという加茂湖 湖上に浮かぶ金北山のシルエットを眺めた


加茂湖近くのコンビニで夕飯の買い出し 人慣れした様子のネコと少し戯れた



人であれバイクであれすぐに影に入ってくるから、なかなか発進できない 最後は「すまんね」と泣く泣く太陽光直撃のアスファルトに猫氏を放置して出発


前日下見しておいた姫崎のキャンプ場で独り寂しく野営した 以前は有料キャンプ場だったみたいだけど、今は完全放置の無料サイト ただ、水場の蛇口を捻ったら普通に水が出てきてビックリ


展望台を降りて夕陽を見たかったけど、蜘蛛さん達が大量の巣を張り巡らしていたので断念(蜘蛛、苦手) 木葉の隙間から気持ちだけサンセットを味わっておく

海の佐渡を味わった前日と比較し、山の佐渡といった感じ 小豆島に行ったときから個人的にプチブームみたいになってた「離島の最高峰を登る」イベントに無事成功、何より山が晴れてくれたのが良かった 前日の自分の判断に天晴れ これがこの旅最初の登山…そして縦走できないからと予定外のマトネ登頂も果たしてしまって、自分のドM具合に相変わらず驚かされる 翌日(今日)は佐渡を離れ、本土へ…


コメント