R3 熱帯夜

3日目。


ウグイスたちの大合唱で無事4時半頃に目を覚ます 峠を越えて上越市街を覗くと、朝靄に包まれていた


特に理由はなく飯山線の上境駅へやって来た



r408は日本一の大河、千曲川の雄大な流れを横目に進んでいく


津南の農道、田んぼの風景に足を止める この時間の空模様は今一つ、朝早く寒さも感じるほど


10万本ものヒマワリが咲くというひまわり広場へ 大観衆に見つめられてるような気がしてきた


開花前のヒマワリはちょっと独特な風体



どこもかしこもコシヒカってやがる


反対方向に走ってみると、田んぼが段々畑のようになっていて、なるほどこれが河岸段丘かと何となく分かる


故郷の国道、R17のおにぎり看板が見えたので、衝動で群馬まで行ってみた(往復120キロ) グンマーはとにかく暑い


赤谷湖へ R17三国峠は初めての走行だったけども、あんなにトンネルがしょぼっちいとは思わなんだ… 新トンネルの工事の影響か、片側通行規制の区間も多かった


新潟県に舞い戻って、魚沼スカイラインへ


関越道や鉄道が山と山の間の平地を縫って延びている様子が一望できる 平日だったのでそれなりに走りやすかったものの、道幅はそれほど広くないので休日は混雑して走りにくそう


夏の空って感じ


R252経由で海沿いの柏崎へ 日本一海に近い(と自称する)駅、信越本線の青海川駅に来た


単純な「海への近さ」だけだったら意外と鶴見線の海芝浦とかの方が近そうな気もするけど、問題なのはそこから見える海の美しさとのバランスであって、そういう意味で青海川がナンバーワン説は大いに推せるでしょう



ホームを繋ぐ跨線橋は簡素な作りで刑務所っぽい


日本海と線路を見下ろすR8の米山大橋 真っ赤で圧倒的な存在感


少し登ったところから眺めると、美しい日本海の目の前を鉄道が走っているのがよく分かる


with 米山大橋


お隣鯨波駅も訪れてみた


こちらも海の目の前の駅…だと思ってたんだけど、意外にそうでもなかった


柏崎からはR352とR402に乗ってひたすら海沿いを北上していく


遠くに雲を被った弥彦山が見える(最初佐渡の金北山かと思った)


佐渡は遠いのだ



弥彦山を越えた辺りから始まる、通称「越後七浦シーサイドライン」の区間は実に風光明媚で素晴らしい 右手には緑萌える断崖絶壁、左手には空と海の二色の青…とにかく暑かったけれども、それを忘れさせるくらいバイクに乗って走る喜びを得られる道


眼下の岩場を覗く ちょっと降りてみたい


ぶち壊れた柵の向こうには佐渡のシルエット


珍しいラウンドアバウトの交差点を見つけた


夕陽を見たいお風呂に入りたい野営地を探したいの混沌から「とりあえず夕陽」と夕陽鑑賞地を探す…何とか見つけた場所で、この旅初めてのサンセット 太陽と灯台と佐渡(灯台の左手がおそらく金北山)の影…美しや



空を赤く染めた大きな太陽は、19時頃に雲の中へと消えていった


近くのスーパー銭湯で汗を流し、再び夕陽を見た堤防近くに戻ってきて、野営(写真は翌朝撮影したもの) これが暑かった…夜中ずっと40度近くを保ち続けていたのではないかという地獄のような夜で、せっかく1日ぶりにお風呂に入ったのに、またダラダラと汗をかいてしまったのでした

予定外のグンマー寄り道で走行距離がグンと増えたり、夕陽鑑賞地の選定に手間取ったり、クソ暑い野営になったり、とにかくまあ大変な一日だったものの、山に海に夕陽に見たいものは全部見られた一日でもあった ゆったりな旅が至高ではあるけど、こういうキツキツスケジュールのゴリゴリ旅もそれはそれで充実度は高い と、書いている内に乗船しているフェリーが佐渡へ…この冒険で最初の離島…わくわく。


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