白山


いよいよ挑戦のとき 体力以上に天候に不安…関東じゃ梅雨も明けたし(無関係)、ちょうど山開きの日だし、と信じて出発 R365から今庄へ


今庄で北陸道に乗って南条で休憩するという変態感


無料区間の中部縦貫道が嬉しい…というかこの道路全通する見通しはあるのだろうか 勝山の田舎風景もなかなか良い


白山登山のベースキャンプこと市ノ瀬に到着 大体7~10月の週末はマイカー規制で四輪車はここで足止めとなる


ビジターセンター裏にある市ノ瀬野営場にて前泊 R157から逸れてきた辺りから雲が濃くなってきて、ここ市ノ瀬も時折パラパラと雨が降る


二輪車はマイカー規制適用外なので、登山口の直下まで行くことが出来る


明朝に書いても良かったけど、流石に山開きの朝は混んでるだろうなあと思って前日のうちに登山届は出しておく


バイクに乗ってるお陰で往復1000円分が浮くおトクさ


夜が明けた市ノ瀬 雲は残ってるものの若干太陽の気配も感じる


白峰の方を見ると、こちらは青空が広がっていそうな感じ


市ノ瀬から登山口のある別当出合駐車場までは15分程度 駐車場から10分ほど歩き、大きな吊り橋が目印の登山口に到着! 今回はこの吊り橋から続く砂防新道コースを進む


最初の休憩地点、中飯場 ここまでおよそ25分。


進むにつれ少しずつ雪が残る箇所も増えていく ただアイゼンやポールは無しでも問題なく歩ける程度


大体中間地点と言ってもいい甚之助避難小屋 上空がガスっていて少し残念


少しドキドキするような雪渓も越えていく 写真左端から斜めに伸びる足跡のような部分が登山道 7月とは思えない涼やかな画像だが、歩いているととにかく暑い


落ちたら死ぬ!


登りは甚之助避難小屋から黒ボコ岩までが正念場。観光新道と合流する黒ボコ岩まで来てしまえばゴールは近い


近いと言っても900メートル


と思いきや黒ボコ岩を越えた途端、弥陀ヶ原という広大な原っぱに飛び出る ラストにまた少し登りがあるものの、ここまで来れば室堂は本当にすぐそこ
 

標高2450メートル、室堂のビジターセンターに到着 入山からおよそ2時間20分と、意外に早く着いた


室堂一帯はガスってて視界最悪 山開きの日ということで、どうやらここで開山祭を行っていたらしい ちなみに今年は白山開山1301年、去年来ていたら1300年祭だった(能郷白山は今年が開山1300周年)


最高峰御前峰まで行くお池巡りコースに出発 ここからがまた結構大変…
 

標高を上げていくと、時々ガスが晴れ、太陽の光が当たるようになる


標高2702メートル、日本最西の高山、富士とアルプスと御嶽と八ヶ岳を除いて日本で一番高い山、白山御前峰。 ここまで来るのに3時間ちょい 景色がほとんどガスに隠されているのが泣けたものの、やはり達成感はひとしお ここ数年で(飛行機を除いて)最も高いところにやって来た気がする


 時折晴れそうになるものの、すぐにまた強風にあおられて雲が飛んでくる


山頂にいても寒い&景色はちょっと期待できなさそうということで、御前峰を過ぎてお池巡りコースを進んでいく 白山登山のハイライトの一つである翠ヶ池は本当に見事な迫力 ここでちょうど一瞬晴れ間がやって来たのが何とも救いだった しかし本当にプライスレスな碧さ、ぜひ快晴のときにも見てみたい


この辺りから晴れ間とガスが五分五分くらいになる 晴れているときの景色は本当に素晴らしい


室堂へと帰って行くお池巡りコース後半戦は雪渓との闘い


道が消えていて困惑する場面も(何とか見つけられた)


室堂まであと一歩、というところで巨大な雪渓に捕らわれる


代り映えのしない雪渓、そして視界を奪うガスの凶悪コンボ


道に迷いかけ、遭難を悟りかけたところで何とか一瞬ガスが薄まり、賑やかな室堂のシルエットが見えてくる 目指す場所がすぐ近くにあったお決まりのパターン…南極のブリザードなどで、数メートル先で遭難するというのも本当に納得できるなあと思った


結局お池巡りコース散策に通常の1.5倍の時間を要し、もうヘロヘロ お昼時が近づくにつれ、天気もすっかり回復しているようだった(流石に御前峰再挑戦する力は残ってなかった)


今御前峰に登ったらどんな景色だろう、と後ろ髪を引かれる思いで下山していく 見下ろす弥陀ヶ原の眺めも素晴らしい


黒ボコ岩から、下界を眺める 吸い込まれそうな大眺望


息はゼェハァ、足はガクガク、血を吐く思いでようやく下山完了! 別当出合から室堂までが2時間半弱、山頂(お池)巡りが3時間、室堂から別当出合までが2時間半弱というコースタイム


下界から上の方を眺める 地元の方(同じようにバイクで来ていた)に夏はいつもガスっちゃうから君の運が悪いわけではないよ、と慰められた 曰く、秋(9月頃)が最も晴れて眺めが良いということなので、これはリベンジに来なければ



ご褒美にはチョコレート…ではなく千里浜なぎさドライブウェイ 夏・日曜・晴天の好条件下ということもあり、流石に大混雑だった


アヘアヘ夕陽撮影おじさん


登山で疲れた体に夕陽が染み込む染み込む… さらに疲れを癒すため、この後はなぎさドライブウェイ近くの温泉付きホテル(格安)に宿泊。晴天だったら…という消化不良は残るものの、とてつもない達成感と、千里浜の夕陽で一日を締めくくられたという満足感のおかげで、一瞬で眠りに落ちた

コメント